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求ム! 静かに感じの良い店!

こんにちは。
UNAMI店主
帯屋うなみです。

ご無沙汰しております。
前回のジャーナルから梅雨を通り越して、
あろうことか夏に突入してしまいました!
流石にかろうじて時代はまたがずに済み
ホッとしています。

さて、弊店は「静かな空間」
を謳っているネイルサロンなのですが、
ご存知でしょうか?

今日はそんなお店を作ろうと思った経緯を
お話ししてみようと思います。
もしかしたら、そんなお店を探していた
という方もいらっしゃるやもしれません。

遡る事15年ほど前、
下北沢にチクテカフェという
人気の小さなカフェがありました。
その頃、私はまだ京都に住んでいたのですが
何かでそのカフェの事を知り
東京に遊びに行った時に
寄ってみたのです。

行ってみて、ものすごく好感を持ちました。
店員さんたちが粛々と静かに作業をし、
何か必要が生じればお客さまの所へ行き、
終わればまた粛々と仕込みなどに勤しむ。
お客さまが帰られる時は
全員がお客様の方を見て
ありがとうございましたと言う姿が
とても素敵に見えたのです。

「お客さまとおしゃべりしておもてなししよう!」
といった、積極的に働きかける接客が良しとされる昨今、
その静かに感じの良い接客に
だいぶ衝撃を受けました。
新しいし、素敵だ、と。
こんなお店が近くにあったら良いのに、とも。

京都と東京という離れた距離だったので
頻繁に行けぬまま、
チクテカフェは人気だったのに
なぜか閉店したのですが、
(八王子にパン屋さんだけは残っています)
あの時の、居心地の良さや
自然体でいられる身軽さは私の中に残りました。

それから時は過ぎ
段々と自分が好きなお店の傾向が分かってきて、
そしてたまたま自分の店を持つに至って、
どんな店にしたいか、と
ぼんやり考えて徐々にそれが
「静かに感じの良い店」と分かった時
このルーツってチクテよねw
と気づき正直おどろきました。
だって15年ほども昔に数回行ったことがあるだけの
今はもう無いカフェがルーツって、
だいぶ長持ちし過ぎじゃないですか?w

だけど、思い返してみると、
この15年はチクテのような接客のお店が
いかに密かに需要があるか、を収集していた気がします。

Facebookで直接繋がっている人が
投稿した美容室での出来事に
その人と繋がっている私の知らない人が
「美容室で色々話しかけられるのイヤよねー」
と言っていたり、
私が尊敬するウェブデザイナーさんが
イイなと思って何度か通うようになったお店で
常連客扱いされるとイヤになって行かなくなる、
とTweetしてらしたり。

私が言うところの
積極的にワッセワッセと働きかけない
「静かに感じの良い店」
を求めてる人
やっぱり一定数いるな、と感じたわけです。

現代みたいに活発で外交的な人が迎えられやすい社会や時代だと
そういった希求は反映されにくい。
しかも、そういう「静かに感じの良い店」は
そういう店です!という事も打ち出さないのか
なかなか見つからない。
そして、そういう店が好きな
「静かさを愛するお客さん」もまた
声をあげて求めたりはしないから、
両者のマッチングがなかなか成立しないという
もどかしさ。

でも自分がお客さんとして行くなら
「静かに感じの良い店」が良い。

それに、特に美容系の店員さんというのは、
(美容師さんは男性も利用するのでそうでも無いけど
女性が主に利用する化粧品やネイル界)
女性性を前面に打ち出した、と言えば良いのか、
一種の共通した空気感がある気がして、
それも私は少し苦手で。

美容のことなので
女性性が関係してくるのは仕方ないけど
みんながみんなそういうアプローチじゃなくても良く無いかな。。
という思いもあったり。

んーー、なんかこの
コンゼプトの話になると想いが深く
下手な短編小説よりも文字数超えそうそうなので、
着地不完全ながら、
起承転結なんて知ったこっちゃ無いと言わんばかりに
今日はここまでにしたいと思います!
(なんてこと!)

ですが、このブログを読んでくださっている
賢明なる読者さまにおかれましては
「静かに感じの良い店」を求める気持ち
わかるーと思う方多数なのではと
勝手に仲間意識を持っておりますですw

ではまた書きます。
良い週末をお過ごしください。

おびや

こんな美味しいお菓子をお出ししています。
平野紗季子ちゃん企画のランダムにしか発売しない
(NO) RAISIN SANDWICH↓
毎回レーズンサンドと別のサンドのセットで、
こないだはピスタチオだった。
レーズンサンドだけに
やけにピントが合っているけれどw

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